med_761326959b2bf59b73c91ca0f8587798

1人平均3枚は持っていると言われているクレジットカードですが、一体どのような仕組みになっているか知っていますか?

 

3者間の信頼の上に成り立っているクレジットカード

 

「クレジット(信頼)」という名前が示す通り、クレジットカードは信頼の上に成り立っています。

最近では「カードレスカード」というカードのないクレジットカードまで出ていることからもわかるように、クレジットカードの本体はカードではなくクレジットの部分です。

と書くとまるで言葉遊びをしているようですが、クレジットカードは

① カード会員

② 加盟店

③ クレジットカード会社

の3者間の信頼の上に成り立っています。

我々は普段①のカード会員として実店舗やネットショッピングなどでクレジットカードを使用します。

この段階では各ショップ、すなわち②の加盟店はお金を手にしていない訳です。

これは考えてみるとなかなか不思議な行為で、大半は見ず知らずの人にお金も払わずに商品やサービスを提供していることになります。

実は①のカード会員と②の加盟店の間には何の信頼関係もないのです。

ではなぜ加盟店は全く見も知らずの消費者からお金を受け取らず、泥棒扱いもせずに商品やサービスを提供しているのでしょう?

それは、③のクレジットカード会社に対しての信頼があるからです。

いつか払ってくれるという信頼関係さえあれば、個人消費者にその場でお金を請求しないことが昔はありました。

所謂「ツケ」という奴です。

ある意味クレジットカードの仕組みはツケに似ていると言えます。

消費者は加盟店にカードを見せ、加盟店はクレジットカード会社に売上伝票を送ります。クレジットカードは送られた伝票を元にカードの使用者であるカード会員に支払の請求をします。

加盟店は仮にカード会員がお金を払わずに逃げ出したとしてもクレジットカード会社が支払ってくれるから問題がない訳です。

その代わり、加盟店はあらかじめ決められている手数料をクレジットカード会社に支払います。

基本的にはクレジットカードはこの手数料で利益を得ているサービスなのです。

 

二者間の取引もある

 

数は少ないのですが、ハウスカードというものも存在しています。

これは、クレジットカード会社が加盟店も兼ねているクレジットカードのことです。

このようなケースを「二者間取引」と呼んでおり、3社の信頼関係の上に立つ「三者間取引」とは対になる概念と言えます。

百貨店や総合スーパーなど、自社で売り場を持っている会社のカードなのですが、満足な効果を出せずにその数は減少傾向にあります。

 

それぞれのメリット

 

クレジットカードの歴史は浅く、1960年代にダイナースカードが発行されたのが最初であったので、まだその歴史は50年前後しかありません。

それが2016年現在では300000000(3億)枚を誇る発行枚数となっています。

そこまで発行枚数が増えたのはクレジットカードのビジネスモデル的背景や経済産業省(旧通産省)主導の国策などの理由もありましたが、基本的には利用者3者にメリットが大きかったからです。

それぞれにどのようなメリットがあるのかを見てみましょう。

 

カード会員のメリット

 

我々一般利用者であるカード会員にとっては、支払いが後回しに出来ると言う大きなメリットがあります。

欲しい物がその場で手に入り、消費の機会を逃すことがない点がメリットだと強調され続けています。

また、分割払いにすることで一括払いでは購入できない商品を購入することがメリットだとも言われています。

ある意味これらはリボルビング払いをさせることで利ザヤを稼ぎたいクレジットカード会社や、消費者の購買意欲を高め、購入のハードルを避ける為の経済界のたくらみとも見ることができます。

基本的にクレジットカード会社は加盟店の側からの手数料で利益を得ることになっていますが、実際にはリボルビング払いによる金利によって利益を得ています。

クレジットカード会社がやたらとリボルビング払い、通称リボ払いを勧めてくるのはこのためです。

また、分割払いにして後払いするというビジネスモデルは、基本給が上がり続けるという社会背景を基盤にしている為、現在のように給料が下がることが普通である状況下では上記の点はなかなかメリットとするのは難しいと言えるでしょう。

現在クレジットカードを持つ大きなメリットは、インターネット上の決済が簡単であるという点でしょう。

人によってはネット上にクレジット情報を入力することに抵抗があるでしょうし、あの手この手でクレジットカード情報を盗もうという輩がいるのは事実です。

それを含めても、クレジットカード決済を行えば、銀行振り込みのように面倒な手続き及び振込手数料などという大きなデメリットを回避できますし、代引きのような手数料を取られることもありません。

カード会員側のメリットを一言で言うと、非常に便利であるという1言に集約されることでしょう。

 

加盟店側のメリット

 

加盟店側のメリットは何と言っても消費者側の購買意欲向上が望める点だと言えます。

人間の心理とは不思議なもので、財布から実際に現金が出て行くかと思うとサイフのひもは固くなるのですが、クレジットカードを使用すると実際に現金が出て行かないため比較的消費をしやすくなります。

実際に、クレジットカードを使用している消費者は現金で支払いをする消費者よりも購買意欲が高く、客単価が高いことがよく知られています。

クレジット会社に請求をすればよいだけなので、不払いのリスクはありませんし、手数料を払ってもなお利益が上がりやすいと言われています。

クレジットカードの使える店とそうでない店なら使える店を選ぶ、というようにクレジット払いOKというのが所謂1つのデファクトスタンダードになっていると言っても過言ではないでしょう。

 

クレジットカード会社のメリット

 

この仕組みで最も利益を享受するのは当然クレジットカード会社です。

カード会員からはカードの年会費やショッピングの分割払いやキャッシングの利息による利益が得られますし、加盟店側からは手数料や信用端末手数料を得ることができます。

とはいえ、発行カード枚数を増やしたり、加盟店を増やす為の販促費もかかりますし、カード稼働率を上げないとコストだけが嵩んでしまうなど最もリスクを負っているのもクレジットカード会社だと言えるでしょう。


カード選びに迷ったらこのページへ!!



スポンサードリンク